尿酸塩  

「こり」の正体の一つ、尿酸塩は レントゲンを透過しますから、画像に映りませんし、ミクロ的観察や触診が必要です。それで、よく知られていないのです。
この尿酸塩は どうしてたまるのでしょう?

人体を形成する細胞は60〜100兆個といわれています。その細胞の中には核があり、遺伝情報を伝える核酸が入っています。
@この核酸の新陳代謝の過程と
A体の活動でエネルギーが使われると尿酸が作られます。
B以上の二つのほかにわずかですが食品のプリン体からも尿酸が産生されます。


※プリン体:お菓子のプリンではありません。窒素原子(N)と炭素原子(C)を含む独特の化学構造を持つ化合物の総称。

簡単に言うと体の大部分はタンパク質でできていて、毎日約100分の一が分解されエネルギーになっています。計算的には100日すると体全体の細胞が更新されることになります。
その時できる老廃物が尿酸、尿素、クレアチニンです。尿酸は水や体液に溶けにくいこと、そして腎臓の尿酸処理能力がもともと低いので(結石をつくりにくくするため)、結果、人体に尿酸はたまりやすいのです。 (犬・猫・馬などのように、ビタミンCを体で作れない人間は抗酸化物質として利用するため尿酸を通常1200mgプールしています。)


実は「冷え」や「無理をする」ことで毛細血管が縮小して、これら老廃物を運び去れないことがよくあるのです。運び去れないと尿酸塩の結晶になって、毛細血管の少ない骨ばったところ、頭骸骨、各関節、硬くなった筋肉などに付着します。これが

@骨のようなかたまりになったり、
Aガラスの破片のようになったり、
Bブリキの切れ端のようなものになったり、
C筋肉の中にゴジゴジとした小さなカタマリの群れになったりします。


この傾向は年齢が重なる程増大します。それで痛みが増したり、動きにくいところが増えたりするのです。
しかし、一般的には全身の関節などを中心に尿酸塩が付き、血流障害や間質液(リンパ液)障害、神経障害を起こすことが知られていないので(レントゲンには映りませんので)、「原因不明」や「加齢」や「ヘルニア」のためなどと説明されることが多いようです。

かない堂ではこうした「痛み」や「違和感」のもととなっている「こり=尿酸塩の結晶」をとりのぞいて本来の健康になるお手伝いをしています。


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